4.《ネタバレ》 第八作。いきなりの不可解なオープニング、そしてそれが再現される場面などなかなかいいんだけど……やはりキッドが出てくる話は緊張感がないから好きになれない。緊張感なくだらだら話が進んで、機内の殺人もさほど盛り上がらないしこれまでの映画の最低かなと思っていたところへ……いきなり途中から怖すぎだろこれ!! 「指に毒物」ってところで機長と副操縦士が被害者の指にキスしたことを思い出させるのが恐ろしすぎる!! 飛行機の急降下おそろ死や!! 派手にぶつかってエンジン落っことすは燃料足りなくなるは、「天国へのカウントダウン」のラストあるいはそれ以上の極限状態、そんな中でキッドとコナンが協力して着陸させるのもありだな、うんうんと思っていたんだけど……いくらなんでも、蘭に操縦桿を渡すところから「ありえない」限界を越えてしまっていーーーっきに冷める醒める!! まだコナンやキッドならいいよ!! こいつら「超人」って設定だから飛行機操縦できるのもありだろ!! でも蘭は無理だろ蘭は!! 蘭は空手が強いだけの単なる女子高生だろ!! 大体こんな状況で痴話喧嘩やってる場合じゃないだろほんと!! メチャクチャ気持ちが萎えるわ!! 殺人を含めてそれまでの余韻を全部吹っ飛ばしておいて、これはないだろう……。映画のラストの効果音っぽい音楽もなんか「あーあ。ひどい作品作っちゃったな」って制作者も言ってるような印象でさらに追い打ちをかける。やっぱこれまでの最低作品でしたねこれは。飛行機トラブルから途中までの緊張感に1点、「銀翼」ってのは飛行機のことも引っかけていたんだなと思わせる点で1点、合計2点。