6.《ネタバレ》 ある程度予想していたが、予想を超える内容のないスプラッタ映画で非常につまらんかった…
原作はどうなのか知らないが中途半端な脚本である。
「ハスミン」の心理と過去ははっきり見せるかバッサリ切るかどっちかにして!
あの程度で「クラス全員」皆殺しに切り替えるって…無理があるだろう…;計画性があるのかないのかどっちかにして!
生徒も他の教師の描き方も中途半端。どう使いたいんだ?はっきりして!
自分としては、「ハスミン」と彼の異常性に気づき始める生徒と教師の心理攻防をもっと描くべきだったと思う。
そこを重点的にすれば、もっと深みがでたかもしれない。
アメリカの猟奇殺人の相棒部分は蛇足だったと思う。
原作にある程度忠実にしようとして、くだらない脚本になることが多々ある。この映画もその部類かもしれしれない。
そう考えると、昔「え?原作と全然違うじゃん?;」という映画があったが、「映画として撮る」ことに重点を置いた改変だったのだろう。
今の「優れた脚本の不足」は深刻になりつつあるようだ。
あ、本編の最後に「サイコキラーだから裁けない」などという台詞があったが、電車で教師を自殺にみせかけ殺害していたり(刑事に話をしているのですぐにばれるだろう)遺書まで残している点で「計画性」があるということだから、「精神異常」は認められないだろう。
そういう点でもこの映画の「浅さ」が感じられて非常に白けた…