1.アメリカが全世界の人間を監視しているとか、そんな話はネットで調べればいくらでもすぐ知り得ることであるし、そもそも、映画で真実のお勉強をするつもりなんて元よりない。
映画である以上、面白くなければならないのであるが、全く面白くない。制作者に、見てる人間を楽しませようなんて意図がまるで最初からないのでは?っていうくらいにつまらない。
CIAに入局し、CIA職員として働き始めるくらいまでは、見ていて面白かったが、物語のかなり早い段階で、問題の「疑惑」は発覚する。ところが、そこから、主人公は何か行動するわけでなく、その疑惑を抱えたままグダグダと過ごすのだが、そのグダグダと過ごすシーンを延々とやる。あまりに見ていて退屈。ダルい、ダルすぎる。
いや、何が面白いの、これ?
全体を通しても、ストーリーに起承転結もないし、ヤマ場も見せ場もないし、ドラマもない。
これはもう、「映画として成立してない」と言ってもいいレベルである。
今回の疑惑やスノーデン絡みの話を知りたいなら、「スノーデン」というワードでググって、ウィキペディアで見たほうが早いし、情報は多いし、何より楽しいだろう。
こんな酷い映画はそうそうない。
ほんと、見て損をした。