1.《ネタバレ》 なんだ、これ。その1.戦争で死ぬのを嫌がる特攻兵。永遠の0以後の流れか。ばかばかしいわあ。思えば、この映画を作っているやつらは俺より若い。
その2.原爆が落ちる前からゴジラ登場。新ゴジラ以降の流れか。
1時間2分12秒。相変わらず、だな。がっかりさせ過ぎ日本映画。
主人公が叫ぶ。
こういうダサい表現ができるのが日本映画だ。格好悪すぎる。
こ~さんを押して助けた典子が、自分は吹き飛ばされたのだと知る主人公。慟哭と言うには、軽すぎる。つまりさ。軽すぎるからこそ!
慟哭場面では、叫ばせないのだ。(一番新しい記憶ではFury Road。だが、どうしようもない場面以外では、そもそも叫ばせたり、泣かせたりしない)
今回も同じ。
主人公に叫ばせる必要など、どこにもない。
出来ることは全部やるんだ! と、艦長。
うん、このセリフはいい。ところが、である。その直後が悪かった。
1時間51分。とうとう打つ手がなくなった時、仲間が続々と集まって来る。相も変わらず日本的美談。(アメリカがこれに影響されたのは滑稽であった)
いい加減、そういう妄想やめろよ。疲れるやつ等だ。
このあとが更に悪い。水島上等兵(違う)特攻。いやあ、もりあがらねえ・・・
古いんだよ。
このあと、トリックがあって、またしても[生きろ]とのメッセージ。
ああ、つくづくダルいわあ。もう、うんざりなんだよ。
(そもそも[生きろ]とのメッセージそれ自体が、現代人に死を恐れさせるように仕組んでいる罠にしか見えねえ(誰も得しないのに)。もはや、ヒトは簡単に死なない。老人がなかなか死ねなくなった結果、トシを取ることにも、生きることにも意味を失っているというのに)
(俺は手塚的死生観を持っていて、死と生とは対であり、痛みも死も必要なものだと考える。だが、ヒトは痛みのない社会を求めた。その結果、痛みを消し去った。だが、本当は見えなくしただけ。だって、見たくないんだもん! ガキどもめ)
その後、彼女が生きていたとか続くわけだ。
つーか、最初からとことん面白くなかった。しかし、おそらく、この映画はウケたのだろう。児戯がウケるのが国民性だとでも言われているかのようであった。
ま、アレだ。完全にローリングストーンズ化していた。偉大なるワンパターンという点で。。。