2.《ネタバレ》 前作「ゴジラVSビオランテ」が大人向けの味付けであり好みにハマったので今作も見ようと決めていた。但し事前情報で相手があのキングギドラときいて一抹の不安はあった。全長100m近くで全身が金色、三つの首から光線を吐き、飛行しながら戦う怪獣にどんなリアリティをもたせるのかと…。不安は映画館で現実となる。遥か昔に子供を対象にした映画イベント【東宝チャンピオンまつり】の再来みたいな映画になっていた(苦笑)。まぁ製作元の方針なので仕方ない。とはいえチープだった。先ずは【科学兵器の放射能を浴びた生物が巨大化し放射能を吐く】という偶然の設定を無理やり必然にしてから、日本を壊滅させようとしたり守ろうとしたりの二度手間三度手間大応酬で大忙し。日本人も未来人も、双方とも効率悪い仕事っぷりだなオイ(苦笑)。で最後には、ボランティア精神(?)で日本を救うために改造され闘いにきたメカキンとの相打ちで幕。正面砲撃が得意な敵を正面から捕獲するとは、未来人ってファンキーだな(嘘)。いずれとにかく、【東宝チャンピオンまつり】的作りは本作からと思う。好きな人には申し訳ないが、整合性と人間ドラマの放棄が再開された作品として、この点数。