1.例によって私、「流されて…」は観てません。で、本作の印象ですが、序盤の演出はいつものガイ・リッチーらしい編集から入ってきますが、物語が進むに従い彼らしさは影を潜め、徐々にマドンナのプロモーション・ビデオ風に演出が変わっていきます(1ヶ所だけあるステージ・シーンのマドンナは本編とは別人の様に魅力的ですが…)。物語に抑揚が無く、演出に抑揚が無く、出演者の演技に抑揚が無く、テーマの割に過激な濡れ場さえ無いので、本当に退屈でつまらない映画になってます。これがガイ・リッチーの限界なのか、それともマドンナの尻に敷かれた所為なのか…、2点献上。