1.《ネタバレ》 ディズニーも含め、基本的にミュージカルには甘いけど、これは全くダメでした。
ラストステージの歌詞に意味を持たせるために、とってつけられた個々の物語。
いろいろあってその曲に至ったのなら聞けるけど、
曲が先にあって、そこにたどり着く物語を作り出して、もぅ軽薄。
登場人物の葛藤や克服のアプローチも適当だから誰もが唐突で、ちっとも魅力的じゃない。
何なのか良くわからない賑やかしが多数。
じゃあ、ビジュアルとして楽曲を聴いて魅力的かと言えば
ただCGキャラが歌ってるだけのPV。
唯一、スーパーで歌って、6番通路のお客さん、見事!ってシーンだけは楽しかったけど。
ラストのステージを盛り上げることが目的で、
そのための曲を選んで、そのために曲ごとの物語を作って
ごちゃごちゃ混ぜただけ。
映画として見るか、PVとして見るか、単純に音楽を楽しむか。
ミュージカル映画って、どっかにひっかかるから大外れは無いと思っていたけど、
見事にどれひとつとして何も引っ掛からない映画でした。