2.ドリトル先生といっても、昔の映画「不思議な旅」(かたつむりが出る奴ね)なんかと違って、この映画は動物としゃべれるという設定だけがいっしょの同姓同名の別人。
素敵な原作とはなんの関係もなし。井伏鱒二の名訳を子供の頃、わくわくしながら読んだ世代としては噴飯ものの映画である。
同じように動物がしゃべる映画なのに、ベイブと比べてどうしてこんなにだめなのか。 こっちは..動物がしゃべるってだけで話自体は、環境破壊にせよ親子断絶にせよ、とことん陳腐な内容の(しかも底の浅い)駄話にすぎないからだろう。
ベイブもオリジナルのドリトル先生シリーズも立派なファンタジー。比べるのもおこがましい。
ファンタジーにはファンタジーなシナリオがないとな。