1.《ネタバレ》 ゾンビの特殊メイクは自主映画とは思えないくらい本格的な出来だが、それ以外の部分が致命的なくらいゴミ。そりゃもう、眩暈がするほど酷い。篭城戦、仲間割れ、全滅確定のラストシーンなど、ゾンビ映画の肝ともいえる展開の数々は押さえられているのに、学芸会以下の演出のせいで全てが台無しとなってしまっている。緊張感の欠片もない役者の演技には脱力させられるし、場面によって生存者の数が増えたり減ったりしているテキトーさも失笑モノ。「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の完成度の高さを再認識するには良い映画なのかもしれない。