1.《ネタバレ》 映画が始まる前に、警視庁から、ちょっとした小さなものでも、万引きは犯罪という
CMをやってた。
その直後にアリエッティ。いったい子供にどう「借り」を説明したらいいのか。
私自身も全く納得いかない。
ドロボーじゃなく借りというのなら、なんらかの方法で返さなければいけない。
彼らはなにを返していたのか。
ハルさんが一番正しいんじゃないかと感じました。
またアリエッティの性格も嫌い。
男の子を責めていましたが、元々は彼女のせいじゃないのだろうか。
もっと恋が見たい。冒険が見たい。
心臓病である必要性がぜんぜんわからない。
例えば少年がどこかで倒れて、それを知らせに、
自分がつかまるのも顧みず、誰かに知らせに行くというような展開がほしかった。
ベタでもいい。そういうのが見たいのだ!
そのほか、最初から最後まで全く危機感が皆無。森を抜けるのにも
いろんな動物や虫がいるはずなのにすいすい避けてしまう。
せっかくきた駆除業者もなにもしないで帰ってしまう。
少年と結ばれ得ぬ淡いせつない恋が産まれるのかと思ったらそれもない。
弓も無用の長物。
いったいこの話はなんだったのでしょう。
こびとが見つかって引っ越すだけという、だからどうした?というお話。
この話にでてくる誰も成長してない。変わらないのだ。
つまり、宮崎の脚本がダメダメということになります。
絵はものすごく綺麗なところと、角度によって、人物の顔など、
デッサンが破壊されてるところがありました。
あと、もっと躍動感を。イマイチ動きに元気がないです。
よいところは、はじめてジブリで俳優を使ったアフレコに違和感がなかったとこかな。
ほんとは2点か1点にしたいところを+1。