1.《ネタバレ》 なんというか……どうも映画としてしっくり来ないと思ったら、監督さんがTVドラマの方でした。
確かに映像は綺麗でご飯も美味しそうなのですけれど……どうも脚本がちぐはぐな印象。回想シーンが多くなるのは、物語の進行上仕方ないのかも知れませんが、そこは先にちゃんと描いておけば良いのではと。
あと、主人公に全く感情移入出来なかった。
やたらと物事否定するヒロインと、全く気持ちが煮え切らない彼。
なんだかちょっとイライラしながら見てしまいました。
ラストもどうもすっきりしなくて、どうしても『世界で一番美味しい愛され方』には思えませんでした。
それから、一番失敗はキャスティング。メインのキャストは(MAKIDAIさいんは置いといて)それなりに役者らしい芝居をすると思うのですけれど、その他が……あまりに酷すぎな気が……メインの一人に素人さんを配置するなら、脇こそがっちり本格派で固めるべきではないかと。
その辺が、この映画をうすっぺらにしてしまったと思います。
若い女性をターゲットにしたのは判りますが、映画じゃなくて、やっぱりTVの連続ドラマでやったほうが良かったんじゃないかな?