8.《ネタバレ》 主体として描かれるのは革命軍の一部隊。
ゲバラも部隊の中の一隊員という扱われ方の映画です。
極力個人的な物語を廃した作風なので、個人に思い入れをする余地がありません。
これではまるでサッカーの試合を遠景で見ているかの如し。
10番がゴールした、とか、9番がパスをした、とか、記号で人を見ている感覚。
状況説明まで省かれているので、彼らが一体何をしていて、どこに向かっているのか。
それすら解らず置いてきぼり。
ただただ革命軍の進軍を見せられるだけの2時間。
人間ゲバラに迫る映画にも出来ただろうに、なぜこのような作品にしてしまったのか
良く解らない映画でした。