1.《ネタバレ》 25年前に観た時には、若者の「何かが始まる予感」、台風の来るそのざわめき感とも言うものを感じさせて、感心したものだが、今見るともうダメ。
物語の中で起こる理不尽に、自分が耐えられない体になってしまっている。
あの「おかえり、ただいま」の奴なんて、単なる精神疾患にしか見えないし、あれを放置しておく周りに憤ってしまう。
パンフレットには、まあ立派なことが書いてあって、「この物語は(中略)日常の台風を探す物語」だと。しかし、台風で閉じ込められた(実際には外に出れたじゃん)一夜の、その先に探し当てたものが、「死を見せてやる」って若者の物語としては、ちょっと面白くないし、だいたい彼がそこに行き着くほどのものを、見せてくれていないと思う。
彼がどう悩んで、どう感じて、周りの事件がどう影響したのか、かなりわからない。
工藤夕貴の可愛さと下着姿に、3点。(当時若者だった自分も、まあエロじじいになったものだ)
ところで、佐藤浩市、どこに出てた?