1.《ネタバレ》 期待して楽しみにしていただけに、がっかり度が半端ない映画だった。はっきり言って面白くない。何か哲学的な雰囲気の話を混ぜ込むことで、作品の品格を上げようとでもしたかったのかどうか知らないが、そもそも「エイリアン」はSFホラーの傑作だと私は思っているので、今回のような宗教映画的な雰囲気を醸し出して無理に難解に仕立てた観客(ファン)置き去りの作品が、名作エイリアンの冠をつけてシリーズとして肩を並べるのは残念だ。(それもリドリー・スコット自身の作品が・・・)
登場人物にしても、プロメテウスでの生き残りキャラのデヴィッドなんか出されてもよく覚えてないし、今回のヒロインはお世辞にも魅力的とは言えないおばちゃんパーマみたいな頭だし(なんでこんな人がヒロインに???)。宇宙船のクルーはみんなバカばっかだし。。。よっぽど監督はエイリアン以外には興味がないのだろうなと感じるくらいに、登場人物が薄いし雑な感じ。
惑星に調査に行くのも全員一致だったのに、直後に私は反対と言うダニエルズには「じゃあ、さっき確認した時に言えよ!決まった後から言うなよ!!」と思ったが、そもそも脚本がおかしいんだろうね。さらに続編を作る予定との話を聞いて、私の中に「老害」という言葉が浮かんだ。。。