1.《ネタバレ》 所謂パワハラと言う奴は、いじめと一緒でした方は「大した事ない」と一生思い続け、された方はそれが嫌な思い出となり自分の言動に一生影響する。
本作の主人公は相当腕の立つシェフらしいが感情の起伏が激しくかなり強引な行動が目立つ奴。
こいつが序盤に仕事が上手く進まないイライラを思い切り他の調理人にぶつけるシーンがあるのだが、19年前に自分自身が受けたパワハラを思い出して気分が悪くなり、正直な所観るのを止めよいうかと思った位。
だが、私はブラッドリー・クーパーの演技を観るのは好きなので頑張って踏みとどまった。
ストーリーの流れは絵に描いた様な主人公の再起~挫折~再出発を主軸としたもので、途中から殆ど想像した通りに話が進んでいく。
元ライバルシェフや元カノ等、周りの人たちがいい人過ぎるのがかなり気にかかるが、様々な出来事を経て主人公が「改心」するラストはそれなりに爽快な気分にはなった。
蛇足1 ノーヘルでバイクに乗るのは止めましょう。
蛇足2 LGBTに関するエピソードが盛り込まれているが、押しつけがましい感じ少々あり。
蛇足3 シエンナ・ミラーが物凄く綺麗に・魅力的に撮られている。