2.今思えば、設定がどことなく「ナショナル・トレジャー」を思い起こさせるものの、とてもじゃないけど絵も演出もストーリーも好きになれない(ホントにこれで原作風キャラ・デザインのつもりだったのか? 崩れてるだけにしか見えない)。序盤でルパンと銭形が、ワケ判んない「看板の顔」の上(中?)でバイク・チェイスするシーンにて早くも脱落。一応はストーリー・アニメなんですから、アメリカのカートゥーンみたいなスラップスティックばかりじゃ着いてけないし、そんな何でもアリの世界観の中でストーリーを語られても白けるだけ。しかも題材を「ルパン三世」にする必要性も無いじゃない。この壊れっ振りが鈴木清順らしいと言えば、確かにらしいですけど、これも彼の失敗作の部類に属する映画だと思います。てな訳で、3点献上。