1.淡島がマダムをそこに二人の妹が絡む赤坂のBARが舞台ですが、如何せん本作品はとても暗く、重い。そして、ドラマ性が欠如している。男を騙す、成功するためのバトルといったものがみられない。かといって、ドタバタ調喜劇でもない。途中、淡島千景、新珠三千代の長い長い・・・取っ組み合いドタバタバトルがあるのですが、他作であれば面白く盛り上がるシーンとして観れるのだが、かなり浮いたものとなってます。淡島さん、新珠さんの主張・力が弱く、こういう題材には合わない気がする。京マチ子であったり山本富士子らが出演していれば、もっと、赤坂の街に映えたものとなっているのでは(それじゃ「夜の蝶」そのまんまか)。