1.《ネタバレ》 人の結婚式を、自分は地味なポジションからサポートし続けて、だけど本当は自分の幸せも・・・っていう映画なのかな?って思ってたのですが、実際、内容そのものはその通りなのですが、思っていたのと全然違うよ!って。現代版ジェーン・オースティンみたいな、けなげな女性の物語だと思ってたんですが、主人公を始めとして登場人物全員性格が悪くて見ていて不愉快で仕方ありませんでした。あれ、妹より主人公の方がむしろ性格悪いわ。言いたい事を言えない代わりに嫌がらせって。妹の場合は生きてくための本能的な処世術ですもんね。「言いたい事は包み隠さず言いましょうね」って映画だからって、それを伝えるためのエピソードがネチネチした不快なエピソードで組み立てられているのが嫌な気分。それぞれの性格の悪さにきちんとケリが付くワケでもないですしねぇ。ストーリーは読めまくりながら、これほどイライラするってところまでは読めませんでした。現代ニューヨーク版『分別と多感』は、利己的人間大集合、ロマンスなんてちっとも見えてきやしませんでした。