1.いい歳して通勤電車で「ジャンプ」を読んでる中年なので、原作は知ってます。その中年の感想として、原作は極めて内容に乏しいストーリーだけど、キャラクターの魅力と会話の面白さで人気を得ている印象です。反対に、その設定でかなり頑張っていると言える。その映画版ということで、主要な(といっても、随分とたくさんいる)キャラクターに必ずひと言は喋らせることを目的にストーリーを作ったようでした。内容が無いストーリーは相変わらずだけど、キャラに頼っている作品という意味で考え方は間違えていない。こういう群像的な作品は世界が構築されれば、後は放っておいてもキャラが勝手に動いてくれるのでしょうが、この映画はそこに頼りすぎ。もし原作を知らない人が観たら(そんなことはほどんど無いのだろうけど)全く何のことか分からない作り方。少しは考えて新味を出して行かないと飽きられるよ。