2.設定はいいと思うし、主演のダイアン・キートンは相変わらず知的かつ魅力的な女性で、
一見堅真面目そうな教師役はハマっているのだが、ストーリーのほうは頂けない。
ヒロインがなぜそのような行動を取るのか? 一応理由づけはいくつか用意されているが、
今ひとつ弱いというか、ピンとこないし、ラストシーンに至っては首を捻るばかり。
"どんな状況下でも自分を大切に"とでも伝えたかったのだろうか?
それぐらいしか考えられないが、鑑賞後の後味が非常に悪く、
2時間半近くの長丁場作品としてはあまりにも物足りなかった。