2.発禁中の発禁と聞いちゃ黙っていられず。ちなみに海外版吹替ビデオやLD(カットあり)、上映会、ヤフオクなどでビデオ版やDVD、ようつべ(たぶん違法w)と見ることはできますので丹念に探してみて下さい。さて本編ですが、なんでこれがいけなくて「核戦争後の地球」はOKなのだ。NHKだからですか(力説)。さすが文部省推薦だけある。冒頭こそ代々ノストラダムス研究家だった丹波家が出てきたりでソッチ系かと思わせるものの、これでもかこれでもかの人類の危機。しかし決して希望は捨てない人々。お銀は新しい命を宿します。ラストの総理の演説など一国の総理たるものこうでなくちゃの迫力もの。ボクちゃん総理なんかにゃ務まるわけないんですね。クオリティ的にも当時を考えると決して安っぽくはない。ただいかんせんお上映画なだけに、ACや政府広報CMや教習所や公民館などで見る啓蒙ビデオのように、どこかピントがずれてるのはご愛嬌。五島勉原作部分が岸田今日子さんの挟むポエム朗読になっちゃったり、由美かおるを「唐突に脱ぎだして踊ら」せてしまったり。と詰めが甘い部分もありますが、この程度で発禁なんて何とケツのお穴の小さいこと。いつの時代も警鐘を鳴らす人々がいたこと、こんな昔に人類の危機を発していたことを少しでも感じて、アメリカはさっさと京都議定書にサインしなはれ。 と思い込んで個人的に楽しめましたが、せいぜい2点。なんとなく出演者一同に敬意を表して大負けに負けて3点。