7.映画を愛し映画に酔ってしまった人達のオナニー映画。 最初から最後まで興醒めです。 |
6.どこを切っても突っ込みどころで分かりやすい。絶えず大袈裟でやかましい音楽、「我々は捨てられた!」等といちいち状況説明してくれるセリフ、偶然だらけのベタ展開、オーバーで暑苦しい芝居……。そもそも小百合と渡辺謙を夫婦にキャスティングした時点で興醒め。序盤のキスシーンなんか強烈で、掴みのギャグか新手の嫌がらせにしか思えない。叔母と甥みたいな夫婦に違和感抱くなという方が無理な話だ。まぁ、こういう無茶さが全編に横溢しているので、最後までどこで感動するのか図りかねたが、間違っても「大感動巨編」と謳わず最初から「史上初の開拓コント映画」として喧伝していれば、少しは罪も浅かったのではないだろうか。 【丹羽飄逸】さん [地上波(邦画)] 3点(2007-08-11 08:16:25) (良:1票) |
5.もンのすごい肩透かしを食らった感じ。話がちっちゃい。ちっちゃすぎる! 宣伝では『壮大なスケールで描く』とか何とか言ってなかったか? だって話が開拓中の村から出ないんだもん。中央の動きが描かれてないから時代の流れが分からない。よってそれに翻弄される開拓民の悲哀が伝わらない。ただ「冬寒いんだって? 大変だねぇ」、「食べ物無いの? そりゃツラいねぇ」、「馬、取られちゃうの? そりゃ理不尽だねぇ」で終わっちゃう。しかもホントその3つで話は終わり。べつに北海道じゃなくても、そんな苦労話どこにでもあるんじゃね? 渡辺謙のエピも、なんかどこかで聞いた事あるような話で新鮮味も無いしさ。本当は点数的には2.5点と言いたいんだが、まあ無いからオマケして3点入れときます。 【TERRA】さん [地上波(邦画)] 3点(2007-01-06 18:38:59) |
【あしたかこ】さん [地上波(字幕)] 3点(2006-12-26 21:13:30) |
3.元々の話自体が地味でドラマ性がないので、登場人物の心意気に期待したのだが、どれも救いようが無く、夢も希望もありゃしない。人間の身勝手さなんて現実社会で嫌と言うほど見てるんだから、それをありのままに描いてどうすんの?って感じ。<追記>9年ぶりに再見。最初見た時は期待とのギャップが大きかったのかな。改めて見ると、人間の身勝手さを冷静に見られるようになった自分の変化を感じたのと、時代の変化に翻弄されてきた人々の苦悩という点に関しては評価してもいいのかな?という気もした。せっかく時間を費やして映画を見るのだから、できる限りよい点を探していくように心がけたい。それにしても、吉永小百合は配役での非難が多いですね。実年齢と見た目・雰囲気が定まらない故の宿命なのでしょう。もう年齢不詳にしてしまえばいいのかと。 |
2.《ネタバレ》 なんか、大変な事になっちゃってますね-。観る前は良い映画の臭いがプンプンしてたのに、決して面白いとは言えない…ごめん、吉永さん。 あまり細かい違和感なんかは『ええじゃないか』と自分は別に気にしない方なのだが、この映画はギリで許せない方に入ってしまう違和感が作品全体にキレイにちりばめられている。まずは吉永小百合のキャスティング、多少の違和感はもちろん初めからあったがまあ、気にしないように観ていたのだが、やっと少し慣れてきたかなって所でキスシーンやら男に襲われるシーンなんかがあるもんだからさぁ、そりゃ、違和感あるよ!!せっかく気にしないようにしてたのに…それを、あえて入れるか!あとは、脚本、演出、周りを固める俳優の演技(主要の役者さんは良かったのだが)、も決して素晴らしいとは言い難い出来。一つ一つの出来事があり、それに対する人の行動がことごとく説得力がなくリアリティがない。親子それぞれがイジメにあうシーンはとってつけたようなシーンであったり、北の大地での父親不在の生活の大変さなんかもまるで伝わってこないし、馬がどれだけ大事なものなのかも描かれていない為終盤のシーンに説得力がない。ラストのシーンにしても「あっ、あんた~今、鉄砲で撃たれたんだよ~!!」って心配しちゃいました(笑)。うーん凄かった! 【アップルマーク】さん [地上波(邦画)] 3点(2006-12-25 08:36:18) |
1.《ネタバレ》 いやぁ、すごいもの見ちゃいました。まあ、那須なにがしの脚本じゃあ、しょーがないか。・・・・日本にもラジー賞があるなら最有力候補に推したい。・・・・役者さんも寒いのを我慢して一生懸命やっているのは伝わりますが、那須なにがしの脚本じゃぁねえ。みんなで寒さに耐え、せりふ覚えて、沢山お金使って、、、、壮大なゼロを構築したっていうか、、、。確かに、映像は綺麗ですが、一体、何が言いたかったわけぇ、と思います。北海道を舞台にした壮大な叙事詩が描きたかったのかも知れないけど、、、、。開拓の困難が語りたいなら、もっと貧しさや、飢えを象徴的に示す映像が必要で、農民ももっと丁寧に描くべきだし、、、恋愛関係、夫婦関係の綾を描きたいなら、北海道である必然性はないし、、、維新直後の変動を描くなら、少なくとも権力の出先としての開拓使の様子などは描かれねばならないはずだし。とにかく思いつきのテーマをごちゃごちゃ入れすぎ。、、「ええじゃないか」の部分一瞬違和感はあっても、私的には一番見応えがありました。武士を中心とする封建的な身分関係が商人・農民の祝祭的空間の中で崩壊してゆくところを象徴的に示していましたから。しかし、これを生かすためには、その前後で身分関係がどのように変化して行くのかを丁寧に描かねばならないはずなのに、全く考慮されていない。・・・・・最後の方でみんな町を捨てたはずなのに、御家老が鍬もってできて、ぎばちゃんが立ち直って駆けつけて、挙げ句の果てに豊川悦司が刀もって出てきたときには、殆ど抱腹絶倒なのに、情感豊かなテーマ曲で盛り上げようとして、そんでみんなで鍬もって耕して、、、、。これじゃ、ミュージカルじゃないですか。そうか、吉永小百合と渡辺謙で、ミュージカル風のラストサムライっぽい映画を作って、儲けまっか、という作品だったのか。・・・・とにかくぬるい、甘い、ひどい。こんな映画に全力を傾けさせられた吉永小百合の心中を思うと、こんな点はつけにくいのですが、、、、。 【王の七つの森】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-11-26 02:25:14) (良:1票) |