1.《ネタバレ》 いま話題の『アルゴ』と同じ様なプロットですけど、思うにアメリカの捜査機関は映画製作をダシにした引っかけ作戦がけっこう好きなんじゃないでしょうか。おとり捜査自体が認められない日本では想像もつかないお話しですけど。 ちょっと脚本の出来が悪すぎですねー、見せたいのが、素人のA・ボールドウィンがプロデューサーに化けることでまき起こるドタバタなのかマフィアをはめるスリルなのか、どっちつかずなんですよ。マフィアを引っかけるのにあんな大掛かりなトラップが必要なのか説得力がないし、そのマフィアたちも全然迫力がない連中であっけなく捕まっちゃうし、もの足りません。T・コレットやJ・キューザックと言ったけっこう大物女優を使っているのに、彼女たちのキャラがとても下品なので監督の演出意図に首を傾げたくなりまた。レストランでT・コレットがコップにオシッコをためるシーンなんて、もうどこが面白いんだよと突っ込みを入れたくなりましたよ。