5.天然コケッコーと言うタイトルからもう少し明るい話かと思ってた。
夏帆さんをはじめとする役者さんの演技は好きですし悪く無いけど、
それでも好きになれない、嫌いな映画。
ケメンの転校生・大沢広海は今時の少年をリアルに再現していると思う。
人前ではあまりしゃべれないクセに友達とははしゃぐ内弁慶な所とか。
何が表現したいかハッキリしない。田舎に住んでるこっちとしては
のどかな綺麗な田舎を見ただけでノスタルジーに浸って良い映画だったなぁ…
って、なりませんから。
この映画はある意味ちゃんとリアルを切り取っていると思うが、だから何?の世界。
退屈で窮屈で息が詰まる。そんなのを映画で数時間見せられても。
都会暮らしをしていると田舎は暢気でのびのび暮らして居ると思うのかも知れないが
概ね現実は逆だと思う。小さな街でどこに行っても顔見知りで全員が情報を共有しているが
気を遣ったり見てみないふりをして過ごして居る。
景色は雄大だったとしても人間関係は檻の中。自分にはそんな風に見えて仕方なかった。