3.《ネタバレ》 ヤマトにツッコミを入れるのは野暮である。これが小学生からヤマトが好きな私が得た人生訓である。
しかし、このヤマトはヤマトではない。いや、「宇宙戦艦ヤマト」の実写化ではない。
あえて言わせてもらえれば「無責任艦長代理キムタク」というオリジナルだ(音楽がタイラーだからではない)。
ほぼ全編に「俺様キムタク戦闘班長」の上半身のアップが続き、登場人物はほぼ全てがイケメン。
アニメ版のデスラー総統なら「このヤマトにブサメンは不要だ」と西田敏行を穴に落とすんじゃないか?
お約束の第3艦橋も中の人間を映さないのはキムタクへの配慮なのか?それでは意味ないだろう。
また沖田艦長最大の見せ場を打ち消す、俺様キムタク艦長代理の「さらば」風のエンディング。見ていて激しく苦痛だった。
あと細かいとこだけど沖田艦長が古代を私的に呼ぶときは「こだい」ではなく「こだぁい」だし、煙突ミサイルがないのは詐欺レベルだ。
と、ここまではイチャモンレベルも含めて否定的であるが、前向きな評価も加えたい。
防衛軍司令の橋爪功!これは!ホントの実写版「宇宙戦艦ヤマト」が作られたらそのまま留任してほしいレベル。プラス評価です。
演劇ではファンな池内博之の斉藤。舞台のような大げさな演技がツボです。プラス評価です。
バトルマシン化したアナライザー。analyzeの意味を辞書で引けよ。しかし爆笑したからプラスです。
以上で3点とさせていただきます。