1.《ネタバレ》 序盤に「どうせ戦争ゴッコだろ」ってセリフがあるんだけど、いやあビックリしたなあ。
だって、最後まで見たら、本当にそうだったから。
とりあえず、最初から設定に関する説明が不足してるんだけど、そこは何とか脳内補完して、お話に入りこむようにしたんだけどね。
例えば、「コーランとか聖書とか焼いたりしたら、本当に殺し合いになる」とか、「日本でも、江戸時代は洋書を手に入れたり人に貸したりって、かなり命懸けだったはず」とか。
ただ、戦争自体は、ほぼ正面から小火器の打ち合いだけってどうよ。
暴力団の抗争だって、もうちょい頭使うでしょ。
そんなこんなで、なんとかガマンして見てたんだけど、クライマックスで切れてしまった。
だってさあ、司令(最高責任者)と新人隊員が誘拐されたら、小隊長が単独判断で救出に行っちゃうんだよ。
理由は、新人隊員を救うため、って、そりゃないでしょ。
思わず「司令じゃないのかよ!」ってツッコまさせていただきました。
邦画ってさあ、こういう命懸けの任務のシーンでも、どういうわけか主役、準主役に平気で公私混同させたりすることが、この映画に限らずよくあるんだけど、いいかげんやめてくんないかなあ。
むしろ日本って、肉親の危篤より目の前の仕事を優先しちゃう人が多い国なんだから、色恋で任務ほったらかしなんてシーン見せられたら、自分じゃなくても見る気失せる人多いと思うんだけどなあ。
この映画、見ている間中、「ちょっと期待しては萎え、ちょっと期待しては萎え」が延々繰り返される感じで、見終わった後は悪い意味で疲労感が残った。