1.《ネタバレ》 犯罪者の家族が、いったいどういう目に遭うのか、
そしてそれを救う道はあるのか、
その先に犯罪被害者の家族が救われる道はあるのか
柳葉扮する、犯罪被害者の父親の叫び
「本当はあんたの顔も見たくないんだっ」
犯罪者の妹志田未来がその保護をする佐藤浩一に対して反感を抱く場面
この方面の、犯罪被害者の家族と、犯罪者の家族。
その心の葛藤、その救い(あるのか、ないのか、救えるのか、救えないのか)
こういった方面をもっと深く掘り下げてほしかった。
最終的に、「おまえが守るんだ」では、あまりに救いがないでしょう。
ただめんどくさくなって、突き放したととられてもしょうがない言いぐさですよ。
さらに、最後の場面が、某巨大掲示板を模したネットの書き込みのシーンで終わるなんて・・・
まるで、ネット犯罪を題材にしてるみたいで、最初のテーマはどこに行ったのと違和感ありまくりでした。
映画という限られた時間枠では、描くことが厳しいテーマだったというなら、
連続ドラマかなんかにしてもよかったのではないだろうか。
社会問題を描くには、非常にいいテーマだったはずなのですが、問題の根幹を絞りきれず
様々な問題を、全て未消化のまま発信してしまった感じで、非常に残念でした。
ドラマ化、実現してほしいテーマだなぁ