《改行表示》17.《ネタバレ》 冒頭15分は上院選に立候補する男の政治ドラマ。いやーいいね!このアメリカの選挙の感じすごくいい。このまま政治ドラマ続けてくれんかな~でもこれディック原作のSFなんだって?ディックもSFも好きだけどこれをぶち壊すのはもったいなくない? はいぶち壊されました。なんともありきたりなMIBが襲ってきます。そして偉そうなこと言います。当然主人公抵抗します。そして勝利します。理由はよくわかりません。 ディックSFのキモは普通の生活に突如侵入する異世界感だと思うのだが、その演出が上手くない。怪しい男たちがいかにも怪しげに登場してドジを踏む。いや人類社会がこんな奴らに支配されているわけがないだろう。役者の演技は主役のマット・デイモン以下みな素晴らしいのだが・・・。 各シーンは冒頭の選挙からどれも実によく作られていると思うのだが、中盤の白髪オヤジがぶっちゃけるシーンからカメラワークが怪しくなる。どうもこのあたりで製作陣がデスマーチ状態に入ったようだな。それからバタバタと話が進み、最後は「運命は自分で切り開くもの」的なナレーションで終わる。役者陣は頑張っているが映画自体の終盤の投げやりぶりがすごい。そしてエンドロールで急にハードロックかけてイイハナシダナーで終わらそうとしても駄目だろ! 監督のジョージ・ノルフィは初期からSFに関わっているようだが、成功したのはそれ以外の分野。やはりSFは上手くない。しかし現代劇を丁寧に構築する能力はあると思う。冒頭の「スラム育ちの青年が政治の世界でのし上がる」話をそのまま延長して政治ドラマ作ってくれんかな。タイトルは『アジャスト』とかで。 【tubird】さん [インターネット(字幕)] 4点(2023-05-13 23:39:48) |
《改行表示》16.《ネタバレ》 運命の操作に逆らって二人が運命を切り開いていくストーリー。 「SF恋愛サスペンス映画」らしいか実際には「ラブコメ」にSF要素を加えた感じ。 SFと言っても科学的な理屈のないファンタジーレベル。 「運命調整局」という背広帽子集団だが運命の神様でも天使でも魔法使いでも置き換えられるレベル。 彼らの行動はお粗末で運命の管理するプロ集団とは思えない。 ココらへんがサスペンスではなくコメディーとしか思えない。 主役のマット・デイモンとエミリー・ブラントはいい感じ。 後半のどこでもドアーがこの映画の見せ場かな。 取り敢えず最後はキスしたら許された。┐(´д`)┌ 【ume0214】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2019-01-25 15:02:38) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 ○扉を開けて新しい世界へ行く快感はあるものの、映像化に無理があったんじゃないかと思ってしまう。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-01-17 12:20:46) |
14.《ネタバレ》 観始めてからしばらくすると最近観た映画にすごく良く似ている様な気がしてなりませんでした。良く考えたら、『ルル・オン・ザ・ブリッジ』でした。しかし比べてみると、主人公の行動が恋人に及ぼす影響が真逆なんですね。『ルル・オン・ザ・ブリッジ』は決して褒められる映画というわけではないですが、同じラブストーリーとして観ると文学的な香りが強くて本作よりははるかに出来が良かったと思います。 帽子を被ったおっさんたちが天使で神さまが“議長”というのは、判り易いというか単純な発想とも言えます。全ての人間の運命を管理して調整するなんて、何と言うか天使という仕事も超ハードワークですね。でもそんな苦労を無にしてしまうあのオチ、テレンス・スタンプ可哀そう(笑)。それにしても最大の?は、あのハリーなる天使がなぜマット・デイモンを手助けするのかということなんじゃないでしょうか。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-06-27 22:57:42) |
13.《ネタバレ》 えーっ、ここまで引っ張っておいてあっさりハッピーエンドかよ、という消化不良感の残る映画。伏線ほったらかし多数な気がするんですが・・?やはりディック作品の映像化は難しいのだなぁという、これまでの印象がまた深まった。見所はやっぱり、どこでもドアか。あれは楽しい。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-12-07 13:08:19) |
12.ハッピーエンドで良かったですが、なんかモヤモヤします。 【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-10-31 11:15:10) |
11.《ネタバレ》 偶然の積み重ねが大きなうねりになって人生とか運命を形成する視点は頷けて、聞いていたほど悪くない映画だと思いました。でも、詰めが甘いというか、面白くないですよ。本作のテーマが「運命は愛の力で変えられる」だとしたらケチは付けにくいけど、映画としてはゆるゆるです。ちょっとイラッとするのは、世界の命運を握るような一握りの人物だけが「調整」されること。そんなことより、多くの男女の出会いを演出するのがあんたらの仕事じゃないんかい。その方が、世の中、良い方向へ回って行くよ。子供の数も減ってることだし。俺の人生も調整してくれよ。ということで4点です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-04-21 20:14:39) (笑:1票) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 ボーン・シリーズと似たようなミステリー・アクションかと思ってみたのがそもそもの失敗だ。 「運命調整局」は、他にやることが山ほどあるような中、デヴィッドとエリースを引き離すという設定自体がナンセンスじゃないのかね。 「どこでもドア」(のようなもの)は面白かった。 しらんかったけど、「ブレードランナー」「トータルリコール」等と同じ原作者なんだね。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-09-26 00:59:09) |
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9.《ネタバレ》 サスペンスかと思って観たらSF。物語は終始盛り上がらない。女優がもう少し好みだったら感情移入も出来たのに。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2011-09-23 01:24:28) |
8.《ネタバレ》 率直に言って、駄作と言わざるをえない。フィリップ・K・ディックは僕の大好きな作家だが、運命を調整するというこの面白そうな題材を全く活かしきれていないのだ。調整局は、ほとんど神に近いぐらいの存在だと思うのだが、にもかかわらずありえないほど張り合いのない連中である。それに、いくらあの女性が運命の人だからといって、トイレでたまたまあってすぐに濃厚キスとはいかがなものか。無理ある設定同様、恋愛自体もまた無理があって感情移入しづらい。よかったのは「どこでもドア」の実写化で、そのどこでもドアによって行われる追いかけっこは本作の唯一の見どころと言ってもいいのだが、それすらもやはりこじんまりとしていて物足りない。いっそ「インセプション」並みにイリュージョンでもしてくれれば多少は面白くなっただろうに。ジョージ・ノルフィ氏が手がけた初めての監督作だからなのか、より面白く見せようという独創性が乏しいように感じられた。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2011-09-18 21:07:46) |
7.《ネタバレ》 宣伝ミスだよね。どうしてもボーンとかと同じレベルとか思っちゃって大失態。フツーにややB級だと思えば屁でもない。観る前から彼女役のダンサーさんがプラダを着た悪魔の鼻水垂らしてエルメスのスカーフを5aveに撒き散らす女だと分かっていればもう少し楽しめたのに。残念。しかしコンテンポラリーダンスはなかなかのものでした。 【成田とうこ】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-08-02 01:40:01) |
6.《ネタバレ》 数々のチープな設定や目的とかは突っ込まないにしても、オチがあっけなさすぎるでしょう。あんな終わり方でFreeWillだなんだ言われたくない。「どこでもドア」が実写かされたのは嬉しかったけど・・・。Bloombergもよくこんな映画に出ることを承諾しましたね。まあ、途中まではそこそこエキサイティングな映画ですが。 【ronronvideo】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2011-06-24 02:01:42) |
5.宣伝にだまされました。前売り券を買ってしまいました。見てびっくり。サスペンスではありません。ラブロマンスです。全然面白くない、という訳ではないのですが、満足感は低いです。よい点は、ニューヨークを実にうまく見せてくれている撮影ですね。これはよかったです。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-06-16 01:28:56) |
4.《ネタバレ》 世界の新指導者候補のアメリカ人よりも、この映画自体を「調整」してください、姿を見せない議長さん。 【K-Young】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-06-07 13:28:20) |
《改行表示》3.むしろ期待通りな大味サスペンスでした。 話の大筋は 「美女と仲良くなりたいマット・デイモンVSちょっと間の抜けたエージェントたち」 です。 まあ本当こじんまりとした印象ですし、「勝手にやってろよ」と思う人がいてもおかしくないような気がします。 大筋の話以外では、好きな部分が多かったです。 主人公2人の恋路も楽しいですし、「どこでもドア」のようなアイテムも面白いです。 対して脚本はもう初めからさじを投げたようにいきあたりばったり。 ちょっとご都合主義、というよりも「無理やりでも盛り上がらせてやろう」みたいなゴリ押しな印象は否めませんでした。 それと「調整局」のみなさまにカリスマ性どころか怖さが皆無なのはどうかと思います。 これじゃあスリルも何もあったもんじゃないでしょうよ。 サスペンスよりも、ラブストーリーを期待したほうが楽しめるでしょう。 ストーリーにとくに突っ込まずに、デイモン様の一途な恋バナを楽しめる人にはいい映画かもしれません。 【ヒナタカ】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-06-05 18:20:24) (良:1票) |
《改行表示》2.《ネタバレ》 宣伝からは、迫力溢れるサスペンスっぽい雰囲気が伝わってくるが、この罠にはまると痛い目を見ます。この映画はサスペンスとしては著しく不出来だからです。 「マトリックス」のエージェント・スミスみたいな調整局の面々が入れ代わり立ち代わり主人公の恋路を邪魔立てするのですが、まずこいつらがとてつもなく無能です。曲がりなりにも天使だぞ!とどやしつけたくなるほどの使えなさです。「運命の本に書かれていないからお互いが会えないようにする」という単純極まりないミッションすら全くこなせていません。さっさとカップルのどっちかをマンハッタンから外に出せばよかったのでは?設定を難しくして、「出会っちゃった。やばいやばい」と騒いでいるおじさん天使達は微笑ましくもありばかばかしくもあり、見ていて結構醒めました。 ラストもかなりひどいですね。こんな恋愛でも特別承認対象にしちゃっていいのでしょうか?確かに純愛を貫いているのは分かりますが、これくらいの例は世界中にいくらでもありそうな気もします。それよりもナチスとかその他の独裁政権を黙認していて良かったのか、天使ども。コラ! まあ、そもそも、先が読めない手に汗握るサスペンスではなく、ちょっと変わった設定のラブストーリーですという前提に立って観れば、もっと楽しく観られたかもしれません。点数は低めにつけざるを得ませんが、カップルにはぜひお勧めしたい内容でした。なかなかロマンティックな話だと思います。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-06-05 18:02:45) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 この梅雨時にウジウジした映画で更に鬱陶しくなったわぁ。「定められた運命に愛と情熱で立ち向かい、新たな道を切り開いてゆく物語なんです!」ってハッキリと芯を通していれば、たとえクサくてもお定まりでもいいんですけど、なんだか煮え切らない脚本が冴えない映画にしてしまっていて。「彼女に対する情熱こそが運命を変えてゆく!」っていうのがキーになると思いきや、「予め運命は彼女と一緒になる方向だったのが、途中で変更されました、だけどその時の運命の残骸が呼び合っちゃってます」ってなんやの~、それ~、ってカンジで。あくまで運命優先なんじゃん、って。SF的なハデな大仕掛けがある訳でもなく(途中、ドアを上手く使って道を拓いてゆく計画を立てるシーンがありますが、それが実際には一切映画的ロジックに活用されなくて唖然呆然)、映画は結局のところ煮え切らない恋愛映画としての体裁を取るばかりでした。こういうのは設定をちゃんとしておかないとダメなんですけどねぇ。あのエージェント達に与えられた能力設定がメチャクチャで、一体何ができるのか、何ができないのか、ちっとも判らず(念動能力や時間停止能力?を持ちながら延々追っかけっこしてるし)、そこからはサスペンスなんて生まれようもなく、自己完結型な映画の姿が浮かび上がってくるばかりなのでした。でも、この元々不条理な設定の映画に絶対的に足らなかったのはユーモアのセンスかなぁ。真面目に乗り切れる設定ではないでしょ・・・ 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 4点(2011-05-29 15:04:10) |