13.《ネタバレ》 べた褒めの方がいるのにちょっと驚いちゃいましたが、好意的に見れば確かに割とレベルの高い映像が多かったです。話の根幹である「深宇宙へ信号を送る」は割とリアルで、本作のようなことが起こり得る可能性がありそうなのがガチで怖いす。でも肝心の脚本がねぇ・・
オープニングの入りは良いものの、ブリトー逮捕後にいきなり海軍エリート&リアルバービーとチュッチュウフフなのはイミフ。まあ言いたいことはわかるものの、この流れなら別にブリトーまでの落ちぶれたオープニングは要らなかったですよね。エンディングのネタがやりたかっただけでしょうけど、これもさして面白く無いジョークでしたので微妙です。(アメリカ人ってこういうブルーカラーがホワイトカラーの頂点に上り詰める的な話が好きですよねぇw)
古いネタですが、、国防長官役のピーター・マクニコルが「アリー・マイ・ラブ」にしか思えなくてキツかったです。いつバリーホワイトの音楽に乗って踊り出すのかとヒヤヒヤ・・ あと、浅野忠信は準主役というかなり美味しい役どころで演技も素晴らしかったです。アメリカお得意のステレオタイプの日本人にならず、日本人が見て違和感のない日本人になっていました。ただ、序盤のサッカー付近の日本描写は何となく違和感が目立ちます。
反面、悪目立ちしちゃったのがリーアム・ニーソン。あの役柄で彼を使うのですからもう少し重要な決断でもあるのかと思いきや、まさかのコメディリリーフ。前述の国防長官のほうが彼の雰囲気には合っていたように感じました。予算的にも役的にもかなり勿体無い使われ方でした。
Wikiを見てご存知の方もいらっしゃると思いますが、戦艦ミズーリの始動シーンは本物だそうです。退役軍人さんが過去の遺物で戦う展開は胸アツですが、ちゃんと動くのは少しオカシイですよね。流れ的にも割とスムーズなのですが、、なんなんでしょうねこの稚拙な雰囲気は。。
日本の防衛省も非公式という体で一応出ています。エンタメですがネタとしてパールハーバーで日米が映画を撮影できて素敵です。個人的には本作に似た映画としては「世界侵略:ロサンゼルス決戦」のほうがもう少し真面目に作られていて、本作よりは大分マシだったなといった印象です。本作に関してはまあ・・ 夏休みの子供向けの派手な映像を見て楽しむ系の作品。