8.《ネタバレ》 映画はエンタメと思っている自分にとって、この映画は冗長で退屈なものでした。
この『ザ・道徳』なスタイルの映画で、主人公のモラルが欠如しちゃっているのはまずいでしょ。
体が弱い。両親が死んでいる。だから悲劇のヒロインのように振舞ってもOK?
いやいや。自分をひきとってくれた叔母さん。夏休みに面倒を見てくれる大岩夫妻。田舎で出会う人々。その誰もが親切でフレンドリー。こんな恵まれた環境なかなかないよ?何を勘違いしちゃっているのかな?あなたより不幸な人はたくさんいますよ。
それに最後の種明かしでわかることですが、両親が亡くなったのはもうずいぶん前、アンナが物心つく前じゃないですか。
・・・・え?そんなにヒネますかね?
しかもその後ひきとってくれた祖母、おばさん夫婦、みな愛情を注いでいるのに、こんなにヒネますかね?
おばさん夫婦が自治体からお金をもらっているのを知っただけで?今まで育ててもらった恩はなかったことになるの?
は?性格悪すぎません?
極めつけは、『太っちょ豚』発言。しかもそれを言われたほうが、『はい、この件はもう終わり。』って手を差し伸べる寛大さ。
なのに、その手をはらいのけるアンナ。
・・・・・お前は何様じゃ~(゚Д゚)ノ
で、そっからマーニーと仲良くなっていくわけですが・・・・マーニーのことは無条件で受け入れるアンナ・・・。
いやいや、ルッキズム至上主義じゃないですか。引くわ~( ̄д ̄)
主人公が嫌いすぎてだめでした。
でもミステリー要素だけは面白い映画でした。