4.《ネタバレ》 もっと青春要素を組み込めば、多少受けのいい映画になりえたと思う。
あえて、それをしなかったんだろうけど。
バンドブームで祭り上げられ、お祭り騒ぎの中に放り込まれて、捨てられてったロックに駆ける若者を描いてるんだけど、イカ天出身バンド自体、生き残ってるバンドの方が圧倒的に少ないだけに、ひがみともとれる。
つまりストーリー自体に説得力がない。
それでも麻生久美子のなんともいえない演技と、クドカンの絶妙な台詞回しにより観れる映画には仕上がっている。両者が係わってなければ、かなりひどい映画になってたと思う。