6.この作品って以外と制作費かけているようですね。『インデペンデンス・デイ』と同じだって!。全然そう感じないような、B級感たっぷりな出来映えです。
基本的なシナリオは、少し『ダーク・エンジェル』っぽい感じで、幼少の頃からの英才教育により戦闘用に作られたサイボーグ人間の悲哀を描いたドラマなのである。ただ、そんな舞台設定にもかかわらず“人間ドラマ”としての見応えは皆無と言っても良いほど乏しい。何故だろう・・・。
主人公は戦闘員として役立たずのレッテルを貼られ、廃棄物の溢れる惑星にすてられる。しかし、そこに住む人達との触れ合いにより人間性を思い出していくという設定なのだが、そこのところの描写が甘いのではないか?。他人と共同生活しても、思ったほど大きな問題を起こさないし、徐々に立ち直っていくという描写も物足りない。
他にも「???」と思うところが有ります。序盤に垂れ下がったチェーンの上で戦って、目を負傷したスキンヘッドの戦闘員は「使い物にならないから囮にしか使えない」と言われていたのに、結局は終盤で他の戦闘員と同じように前線で戦っていた(むしろ戦車に乗ってリーダーっぽかった)のは何でだろう。