1.《ネタバレ》 エイズという重い題材を軽妙なミュージカルにしてしまうセンスはスゴイがバランスが悪い。誰とでも寝たがる尻軽女ジャンヌがエイズの青年と付き合うことで変わってゆくのかと思いきや最後まで尻軽なので全く感情移入ができない。病気で変わり果てた自分を見せたくないという彼の意志を知り、本当の愛を見つけたのならジャンヌにそれなりのリアクションをさせるべき。それが他のナンパ男と寝るってのはありえないでしょう。これがリアルだって言いたいのならこんな映画つくる意味ない。結局エイズというテーマを語る気はなくラブストーリーを盛り上げるための要素としてしか捉えていないのは問題。内容はこんなですが、ヴィルジニー目当てなら一見価値ありです。ダンスあり(歌は吹き替えっぽい)全裸ありチャイナドレスありとその美しいお姿を存分に拝めます。