1.《ネタバレ》 狩魔が証拠改ざんして、その証拠を隠滅しようとした御剣の親父が、灰根に見つかり揉み合いとなり、その現場を観た御剣が親父を助けようとして銃を投げる。それが暴発して親父が死んだ(と思った)。その事件はDL6号事件と呼ばれ、警察は綾里のママに捜査協力を依頼。そこで御剣の親父本人に、自分を殺した犯人を聞き出す。そこで告発されたのが灰根。灰根は無罪を主張するが、このままでは勝てないと思った弁護人の生倉が、事件当時心身喪失状態だったという事にして灰根を無罪にする。しかし世間の風当たりは強く、灰根の奥さんはそれを苦に自殺してしまう。それから15年後、その事件を調べていた綾里のお姉さんが殺される。当初綾里が疑われていたが、殺したのは証人の小中である事が裁判で判明する。その後生倉殺害事件を起こり、御剣が犯人として捕まる。その弁護人になったなるほどが、裁判でその事件だけでなく、DL6号事件の真犯人まで突き止める。一応伏線は拾っていて、事件としては合致がいく所もあるが、法廷物としてはあまり面白くない。ほとんど犯人側の自滅だし、偶然が多すぎる。証人=犯人の確率が高すぎる。3日で判決なので(実質1日)、なるほどとしたら有罪の証拠だけ残されて逃げられていたら手も足も出せなかっただろうに。時間短縮は結構だが、検察、裁判官、弁護士の3者がそれぞれモラルがあって初めて成立する話で、今の日本ではとても無理だと感じました。