1.《ネタバレ》 原作は瀬能河童さんの少年時代の回顧録で私は未読ですが、終戦の日に笑顔で「戦争が終わって本当に良かった。」と中学生の瀬能少年が言ったり、外国人のお客さんが居たとはいえ彼の父親が妙に時勢を達観していたりと、戦中・戦後を経験していない自分でも少々疑問に感じてしまいます。
毛の生えた大人が真剣に語ってはいけない様な作品に思えてしまいます。
大人である私ですが、精神年齢や前頭葉の中身の関係で子供向けの映画やゲーム等もビザ無しで受け入れ可能ですが、本作を見終わった時には残念ながら感想という様なものはほぼ無く、レビューを書く為に思い返すと体の内側が痒くなるような居心地の悪さを感じてしまいました。
無理矢理に結論付けるならば、主人公ほどの少年少女が見てもいいし、見なくてもいいし、どんな感想を持っても良いと思いますが、そこには余り長い間留まっては居ないほうが良いのかなぁ…、なんて勝手に思ってしまいました。