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太陽の坐る場所

[タイヨウノスワルバショ]
2014年上映時間:102分
平均点:5.67 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2014-10-04)
ドラマサスペンスミステリー小説の映画化
新規登録(2014-09-07)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2018-10-31)【イニシャルK】さん
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監督矢崎仁司
キャスト水川あさみ(女優)高間響子
木村文乃(女優)鈴原今日子
三浦貴大(男優)島津健太
森カンナ(女優)水上由希
鶴見辰吾(男優)アルプス銀行支店長代理・野島
古泉葵(女優)高間響子(高校時代)
吉田まどか(女優)鈴原今日子(高校時代)
山谷花純(女優)水上由希(高校時代)
原作辻村深月「太陽の坐る場所」
脚本矢崎仁司
音楽佐々木次彦(音楽プロデューサー)
撮影石井勲
製作ファントム・フィルム(「太陽の坐る場所」製作委員会)
配給ファントム・フィルム
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1.《ネタバレ》 何が言いたいのかわからない。基礎的な情報量が不足の上に、ラストで集中的に語られる台詞も意味不明ではどうしようもないわけだが、しかしわからないなりに少し考えると、とりあえず人間のプライドの持ち方が問題になっているような気がした。
まず響子と今日子はとりわけプライドが高く(悪い意味でなく)、特に響子は自分のことは自ら決めるという断固たる意志を持っている。これは例えば武士が名誉のために自決する覚悟のようなものかと思ったが、ただし劇中人物(大人の方)はそれほど毅然として見えないのには疑問が残る。またその響子を最も認めていたのが実は今日子だったらしく、高校時代の響子との出会いがその後の人生を変えたようにも取れる。
この二人に対し、由希はプライドというより表面的な虚栄心だけで、地方コンプレックスの強さも人一倍なのが痛々しい。この人物が最も性悪な(最も普通の?)女になっており、最後だけは弱音を吐いたようでもあったが特に共感できるわけでもなかった。一方で島津はプライドとは全く無縁な男のようだったが、栄転というのが本当であればプライドなどと関係なく社会には認められるということだろうから、今後はもう変な女に執着せず前向きに生きてもらいたい。

映画を見た限りでは以上のような感想だったが、映画がよくわからない場合の通例として一応原作を読むと、プライドの持ち方がどうというより人生全体に関わる重要テーマがあったらしく、それはこの映画でも表現されていなくもないようだが、ただ自分としてはよくわからなかったということである。原作では映画と違うラストの作り方が素直に感動的で、また映画で省略されたエピソードには泣かせるものがあった。
原作との違いでいえば、響子が今の仕事を始めた経緯や、現在の社会的地位がどうなのかについては映画でも示してもらいたかった。映画ではこの人が“田舎でくすぶっている”ようにしか見えず、一方でキー局からの引抜きの話など出したため、地方人の劣等感を払拭する方向に話が行っていない。これでは山梨県の各界を挙げて支援する意義も薄れているのではないかという気がした。
なお映画に出た天文現象としての日食とÉquinoxe、特に後者は理詰めで考えようとするとかえって混乱の元である。

ちなみに余談として、女優になるような人はもともと自意識が強いだろうから、この映画の出演者も昔はこういうことを普通にやっていたのではと思ったりもした。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 4点(2016-11-10 20:34:23)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.67点
000.00%
100.00%
2116.67%
300.00%
4116.67%
500.00%
6116.67%
7233.33%
8116.67%
900.00%
1000.00%

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