1.《ネタバレ》 なんかどっちもどっちなんだよなぁ。
トーマス・マクレガーがそんなに悪人じゃないから。
むしろ、家と庭を荒らされた被害者に見えちゃう。これじゃあウサギたちが害獣って言われても仕方が無い。
終盤になると、ピーターラビットが反省して、今度は二人の仲をとりもとうと奮闘。今までいがみあっていた二人が和解し、ピーターは自分の罪をビアに告白。で、なんか丸く収まるハッピーエンド。
ま、ハッピーエンドは嫌いではないので、後味は悪くないんですけど・・・。やっぱそれまでがねぇ。
それにビアがそのままそこに住み続けるのであれば、ピーターが果たして反省したかどうかは、はなはだ疑問。
つまり、ピーターラビットに共感できないのが問題なんだと思います。
それにファミリー層を狙ったハートフルコメディにしては、やり口が少々過激すぎやしないかい。
まさにホームアローンを連想させるようなやり口ですが、そーゆーのは人間側をはっきり悪者に描いてこそ、ウサギたちの反撃にカタルシスを覚えるものでしょう。
正直、ずっと眉をひそめて見ていましたよ。とても教育上良い映画とは思えません。
ただ映像作品としては大変すばらしく、何の違和感もなくその世界に浸ることができました。
キャラもストーリーもいまいちですが、映像だけは一級品かと。