2.《ネタバレ》 うーん…全くピンと来ない………いずれ再見するかも知れませんが、自分でもこれはちょっと残念です。。
やはりジェネレーションギャップとしか言えないのかも知れませんが、正直ジュリーという人に対する確固たるイメージが私の中には無いのですよ(『太陽を盗んだ男』とか、他は歌の方の『勝手にしやがれ』くらいしか知らんモンで)。そーすると、ついこないだの例の騒動のコトもありますし、今作でも見た目なんかもワリと険のある感じで…とか、あとは何より作中でも終始一貫してほぼ完全なダメ人間(もはや「クズ」の域)だし…となると、どーにも主役に好感が持てなくて結果お話にもまるで入ってゆけなかったのですよね。確かに、コレがもっと大いに茶目っ気のある志村さんだったらだいぶ違ってただろうなァ…とは(個人的には)も~思わざるを得ないトコロでありましたし…でもゆーて、年回りや知名度(或いはタレントとしての「格」)はともかく、やっぱりそもそも随分とキャラが違うという2人に(私には)思われたのですよね(だからそもそもコレは「ミスキャスト」なのではないか、と)。まあ、2人にはプライベートな親交もあったとのコトらしいですし、その上で志村さんの代役を引き受けるという勇敢な人もおそらく他に居なかった…という事情があってのコトなのでしょーケドも。
でも重ねて、シナリオだってな~んか好く分からんですよコレ。どーもボヤっとしてるとゆーか、そもそも過去のパートでゴウが映画監督を諦める理由からしてよー分かりませんし、作品世界にコロナ禍の状況を持ち込む理由もソレこそ「何となく」にしか見えませんし、んでゴウが最後に脚本の賞を取ったコトにだって一体どーいう意味があったのですか?(このコトで彼は人生に少しでも「本質的に」前向きになれたのでしょーか?=名誉だの100万円だのを得るコトなんかよりソッチの方がもはや彼の人生においては余程重要なコトなのではないのでしょーか?)。そして私が絶対的に手落ちだと思うのが、彼の奥さん(淑子さん)のお話には全く何のカタも付いてない…というコトですね(正直、ココだけはも~ちょっとワタシ的には許容範囲の外ですね)。
ひとつだけ、コレは好かったと思うのは実は北川景子です。映画全盛期の「往年の大女優」の若い頃を演じさせるのなら、確かに彼女が今の日本で一番ハマるのではないか…とすら思えましたですね。どだい「普遍的」てナンだろう?とも思ったりしますが、その昔の女優さんの美人な感じってのは今よりも諸々と「普遍的」なモノだったなあ…とは、私も確実にそー思うトコロではあるのでして…