2.清順さんの映画を初体験しましたので、この1作においての感想ですが、ひとまず起承転結がなっていて、チャン・ツィイー演じる狸姫も可愛いし「観終えたなぁ」という感じですが、特段それ以上の感想も無いという気もします。ブルーバックのセットでの作品作りも全然いいし(ドッグヴィルよりも無理がない)、出演者も個性豊かでニコニコして観られる部分もあるけど、万人受けではなく清順監督の世界を既に堪能している方向けなのかなという気もしました。構図とかカメラワークだけでなく展開も独特で、110分の尺で1本の映画という感じではなく、わざと短い線を繋ぎ合わせて110分にしたような印象を受けました。もう1度観たらまた印象が変わるかもしれませんが、日本語を話すチャン・ツィイーは最高にステキでした!