2.《ネタバレ》 観終わるととりあえず、この頃(or ちょっと前くらい)のSFアクションの諸作品の混ぜこぜ…とゆーか、悪徳大企業が~的なトコロは『ロボコップ』、記憶=魂を移植して~みたいなのは『トータル・リコール』、んで主人公が(ある種の)タイムスリップをして~辺りはそれこそ『ターミネーター』てな感じで、要は量産型の廉価版の粗悪品!みたいな印象になってしまうのは既に否めない気もします。ただ、3作品挙げましたが、根本的に一番には『ターミネーター』に近いヤツかな…とゆーのが、過去⇔未来の方向(&転送対象)は異なるモノの、到着した先で状況は好く分からないままに何やら「追いかけっこ」がオッ始まる(+その攻防を掻い潜りつつ真相を解き明かしてゆく)という全体構造については彼の作品からほぼ丸パクリ…みたいなトコロだと思うのですよね。まあ、映画自体の全体的な質感としては『ロボコップ』に毛の生えた程度のB級+αだと思ったりもしますが。。
しかし、まずその観点からしてもあの名作との相違として、その「追っかけて来る脅威」とゆーのがシュワちゃんとミック・ジャガーじゃあ全然話が違うジャン!としか言い様がありません…し、加えて特に中盤は正直あんましテンポが好くないので緊迫感という意味でも(総じて)比較の仕様が無い…みたいな有様でございますね。あと真相を解き明かす…とゆーて、冒頭からもどう見たってアンソニー・ホプキンスが黒幕にしか見えないコトも含め、見事なマデに終始「たぶんこーいう話だろ?」って範疇を超えてゆく瞬間が皆無なので(その意味でも)重ね重ね廉価版のバッタもんとしか言えないって感じですかね。オーラス=大オチも、ちょっと余りにも酷いチャランポランぶりっす。アクション自体はそこそこ悪くなかったとも思いましたし(⇒でもぶっちゃけ一番凄いのってド初っ端のF1のクラッシュシーンだとも思ったりもする…)、レネ・ルッソ女史も(好い歳の頃合いで)まずまず魅力的な感じではあったのですケドね。