1.《ネタバレ》 90年代特有のチープな邦画イメージが拭えない。
疾走感はあるものの、随所に強引な展開が見られ、その疾走感に乗り切れず終了。
肩の力を抜いて、しかも、リアルタイムで観られたならば、少しだけ評価は上がったかもしれない。
西田尚美の若い頃より、30代の頃の方が魅力的だと思う。
今はおばちゃんになっちゃったけど。
ハマリ役だと思うけれど、他の登場人物たちが、どうにもウザ過ぎる連中ばかりで、観ていて苛立ちも発生。
特に、利重剛のキャラは、チープな本作においてさえ、浮いている。
作品の主軸は、金そのものに執着する女。
こういう人って、男女を問わず、現実に沢山居るなぁ。
金は貯めたいけど、それは使いたいから貯めるし、金は使わないと、ただの紙切れだと思っている私には、そもそも価値観の合わない映画だった。