4.《ネタバレ》 これだったらまだ前作のほうが良かったかな。
バトルロワイアル的要素はほとんどなくなり、対トラップ戦ばかり。
キャラクターも、イケメンとおばあさん。地味な内職系コンビ。エレベーターで裸になるお姉さん。この人たち以外誰が誰やらさっぱりわかりません。
夜になると、ちゃららららーん、誰?ちゃららららーん、誰?ちゃららららーん、誰?知らない人の顔が次々と夜空に浮かび上がります。しかも2夜連続。
そして極めつけは終わり方。ザ・続く。
映画のシリーズもの自体に否定的な考え方を持っているわけではありません。例えばバックトゥ・ザ・フューチャーやマーベル作品。名作ぞろいだと思っています。前述の作品のように、シリーズ共通の登場人物、世界観であっても、1回1回を1つの作品として完結させるのであれば問題ありません。
ですがこの作品は完結せずに終わらせてしまいました。そんなのは連続テレビドラマであって映画とは言わない。映画作品として発信する以上は最低限のマナーは守ってほしいものです。
今作で良かったのはチーム感。前作では嫌なやつでしかなかったエフィーだって、なんだかしんみりしちゃってチームの一員という雰囲気に。
そして望んでいた現体制への革命の兆し。
今作だけで見れば不満のほうが大きいです。
ですが次作への期待感というそれ1点においてのみ、今作はそれなりに貢献できていると思います。
それから『次に何が起こるんだろう』と気になってそれなりに集中が途切れないのも今作の良いところかもしれません。
ただ『内容が無いよう』に対し、この長尺はちょっとかんべん。
どう見ても割愛できるシーンやテンポアップできるシーンがいくつもあります。
もう少し頑張りましょう。