1.《ネタバレ》 う~ん・・・。全盛期には脚本選びにあれだけ慎重だったオードリーなのに、この体たらくは一体どうしちゃったんでしょうか?脚本さえ読めば、この映画がどうやっても失敗作になるはずと、最初からわかりそうなモンなのに。秀作「暗くなるまで待って」で組んだ、テレンス・ヤング監督の腕を過信し過ぎちゃったのかな?これが日本で公開された、最後のオードリー「主演」映画っていうのはあまりに寂しい。この豪華キャストで、舞台が世界中をあちこちへ移動し、もっと派手な展開になってもよさそうなのに、キャストアンサンブルの妙味もちっとも生かさせていない。サブ??ストーリーの、赤いスカーフによる猟奇変質者殺人の件のくだりも、なんだかメインストーリーと噛合わずよく関連が理解出来ず。初めから駄作と思ってみればまあ腹は立たないかも。麗しのオードリー=池田昌子さんの吹替え版で観たら、もう少し好印象だったのかなあ・・・?