3.《ネタバレ》 白昼堂々銀行へと押し入った強盗集団が逃走手段として選んだ車両。それは、今まさに患者を乗せたばかりの救急車だった――。しかもその患者は瀕死の重傷を負った警察官で、彼を救うために全力を尽くしていた救急隊員も乗り合わせていた。これでは警察もFBIも迂闊に手を出せない。危険な暴走特急と化した救急車は、さまざまなものを破壊しながら白昼の街を疾走してゆく……。監督は、ハリウッドの破壊王マイケル・ベイ。ここ最近のこの人の映画って自分はまったく面白いと思ったことはないので正直観る気はなかったのですが、僕のお気に入りのジェイク・ギレンホールが出ているということで今回鑑賞してみました。結果は……、ちっとも面白くなかったです。とにかく演出がテキトー過ぎ!難病に苦しむ息子の為に金策に奔走する主人公、そんな彼を銀行強盗へと誘う頭のイカレタ凶悪な犯罪者、日々の激務に追われやりがいを失くしかけてる救急隊員、意中の銀行員をデートに誘うためたまたま居合わせた新人警察官――。こんなにも美味しくなりそうな食材が揃っていながら、ここまで美味しくない料理を作れるマイケル・ベイってある意味凄いんじゃないかしら。例えるなら、キャビアとかタラバガニとか松坂牛とかを水を張った鍋にぶっ込んでただ1時間煮ただけの料理を食べさせられた気分。いくら脳筋でならした監督とは言え、さすがにこれはひどすぎる!お金をアホほど掛けたであろうアクションシーンも、誰が何のために何処で何をしているのかがさっぱり頭に入ってこず、ちっともハラハラしなかったです。無駄にグロい描写も相俟って、最後の方なんて「もういいから早く終わってくんねーかな」ともはや惰性で観てました。好きな人には申し訳ないですが、自分は「観るだけ時間の無駄のちょーつまんない映画!!」としか思えませんでした。すんません!!