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茜色に焼かれる

[アカネイロニヤカレル]
2021年上映時間:144分
平均点:6.43 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(2021-05-21)
ドラマ
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タイトル情報更新(2023-10-27)【イニシャルK】さん
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監督石井裕也〔監督〕
キャスト尾野真千子(女優)田中良子
片山友希(女優)ケイ
オダギリジョー(男優)田中陽一
永瀬正敏(男優)中村
芹澤興人(男優)
笠原秀幸(男優)斉木
泉澤祐希(男優)教師
前田亜季(女優)幸子
鶴見辰吾(男優)有島耕
嶋田久作(男優)成原
脚本石井裕也〔監督〕
製作竹内力
プロデューサー河村光庸(ゼネラルプロデューサー)
制作スターサンズ
配給朝日新聞社
スターサンズ
ヘアメイク豊川京子
編集石井裕也〔監督〕
録音柴崎憲治(音響効果)
照明長田達也
あらすじ
田中良子が交通事故で夫を亡くしてから7年の歳月が流れた。加害者である老人は罪を贖うことなく天寿を全うする一方、良子はシングルマザーとなり金の工面に苦労していた。職場では不当な扱いに耐え、息子の純平もイジメ被害に。この世は理不尽な事だらけだ。そんな良子の口癖は「まあ、頑張りましょ」。2人は厳しい現実に立ち向かっていく。
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2.こいつらが嫌いだという不満はあるが、かといって自分の主張はないみたいな内容です。それは確かに現代の日本人の姿を正しく写しとっているとも言えるのでしょうが、少なくとも素人じゃないプロの創作者がこの程度の認識ではいけないですよ。交通事故に売春にコロナにとニュースで見かけたネタを咀嚼せずにそのまま次々詰め込んでいるだけで話題があっちこっちにぶれて一筋の物語として構成することに失敗しているように感じます。冒頭の事故再現CGが唐突に挿入される演出からして反応に困ります。ブラックコメディの割には深刻すぎでシリアスなドラマとして見るには唐突で浮いた演出や不自然な台詞が目立ちます。人物の心情を台詞で全部言っちゃうのはやっぱり下手な語り方です。結局描きたかったのはただのラブストーリーなのでしょうか、最近の日本映画には監督の資質に合わないような社会派映画を無理して撮って失敗しているものが多いです。似たような題材ならば高橋伴明監督の夜明けまでバス停での方が娯楽性もあってうまく構成できていると思います。
Сакурай Тосиоさん [インターネット(邦画)] 4点(2023-09-12 22:48:54)
1.《ネタバレ》 純文学的、と言いますか、こういう常人では理解しにくい感覚を持つ人間を扱うお話というのは、私は純文学だなあと思ってしまいます。そして私はそういうのが苦手ということでありまして。。。

まず嫌で嫌でたまらない風俗の仕事をしなくてはならないほど経済的に恵まれていないにも関わらず慰謝料を受け取らないということがよくわからない。そこで挙げられる理由は「相手からの謝罪がなかったから」とごもっともな理由ではあるのだが、件の弁護士先生もおっしゃっていたように、保険会社から出る保険金を受け取る受け取らないに対して張るような意地なのであろうか。多くの人が言うように、それを頑なにもらわない意地がよくわからない。はじまりがそこなので、あとの展開もそれを引きずってずっと理解が難しくなってしまいます。おそらく作中の周りの人間にとってもそうなのでしょう。ひたすら己のルールのみに従って生きるこの田中良子という人物は、良い言い方をすれば信念に生きる高潔な女性なのかもしれない。ですが周囲の理解は得られず、周囲の理解を得られないままに他者と関わるこの女性は、やはり社会からは除外されてしまう。

そんなふうに「ルール」というものや己の信念に厳しい女性なのかと思いきや、亡くなった旦那にごめんねとつぶやき、新たな男性と関係を持とうとしてしまう。あれのせいで結局この女性がどっちに振れたいのかわからなくなった。亡くなった旦那のことを愛し、操を捧げて、妻となってしまったからここまで意地を張ってきたのではないのか。それがいとも簡単に崩されてしまったことでこの女性への不信感が一層高まってしまった。男性とそういう関係になること自体がどうとは思いませんが、ここまで亡くなった旦那を理由に行動しておいて、え、それ?ってのは正直な感想です。

そういえば、これを観た日の空はちょうどこの映画のラストのような茜色の空だったことを覚えています。たまたま偶然ですが、なにか縁を感じた瞬間でした。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 4点(2023-03-03 08:18:33)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.43点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4228.57%
500.00%
600.00%
7342.86%
8228.57%
900.00%
1000.00%

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