2.《ネタバレ》 テーマとなるべき諸々の疑問点をすっ飛ばして、雰囲気だけでストーリーが展開する。なぜ混血児のDはヴァンパイアを狩るのか、なぜあの富豪の娘はヴァンパイアを愛したのか、なぜ宇宙がヴァンパイアの暮らしやすい場所のか(紫外線が増えるだけに思える…)。その辺りを説明しないことも意図した演出なのでしょうが、鑑賞後の納得度は低かったです。何も語っていませんよ。
ゴシックホラーの世界観を文明が衰退した近未来にドッキングさせたことは新しかったです。ヴァンパイアがロケットに乗りますから。そういう部分をもっと活かして欲しかったですね。
海外配給のために制作されたと思われる英語版を日本語字幕で観ましたが、この外国人の声優さんたちの声がすべて棒読みに聞こえました。本職の人達だったのだろうか? フツーに日本語バージョンで観るのが良いと思います。