1.映画の内容がどうこうよりも、志の低さが悲しい映画だった。もう見飽きたほどによくある世界観とストーリーに、まんま香港映画のパクリのアクション。しかもわざわざアクション監督を香港から呼び寄せてまで…。今更、いまさら、イマサラ…の積み重ねといった感じ。「ケインがすべて実際に体を張った」というのが売りのようだが、そんな事は観てる方にはどうでもイイのよ。スタントだろうが特撮だろうが、CGだろうが。そんなものは作り手の自己満足でしかない。金が無いのは分かる。でも、工夫を凝らして何か新しい事をやってやろう、という気概が欲しいよね、今の日本映画界には。じゃないと香港映画に置いて行かれるばっかりだよ。下手すりゃ韓国映画にまで抜かれかねない。ほんと日本映画界の先行きを心配させてくれる映画でした。ま、確かに役者はみんなそれなりに頑張ってたんで4点。