1.《ネタバレ》 ポール・ニューマン演じるハッドが本当にどうしようもない奴なんです。
15年前に酒酔い運転で兄貴を殺しちゃうし、身近な人妻誘惑するし、メイドには手を出すし、オヤジの経営する牧場、売っちゃおうって言うし。
そんなどうしようもないオジキに憧れる甥っ子がいるんです。
父親と息子ハッドの関係が本当にリアルで、リアルだからこそ、このギクシャクした関係に苛立ちを覚えるんです。
最後、メイドには逃げられ、父親は死んじゃって、牛も全て察処分され、甥っ子までいなくなって、全てを失うんです。
「世の中全てクソだ!」と言い放つハッド。
ポール・ニューマンはどこがカッコいいのでしょうか。
その上、アカデミー賞は、メイドと父親の役を演じた人が獲得して、ポール・ニューマンは「ハスラー2」までおあづけという…。
なんともまぁ、後味の悪い映画でした。