1.う~ん、アイデアは面白いと思うけど・・・「小学生男子はみんな吉野刈り」が当然とされている町、という設定が何だか排外的で閉塞感のある共同体、てか独裁体制国家のように見えてしまって(そう考えると、もたいまさこが金正日に見えてきた)違和感がずっと残ってしまった。それにあの男の子達が吉野刈りに反発する理由が「女の子にモテたいから」ってのもちょっと疑問。あの年頃って多少色気づいて「カッコ良くなりたい」と思ったりとか、或いはHなものに興味を持ったりはするけど、そんでも「恋愛」とかに関してはオク手であんな堂々としてないと思うけどな(だから“♪女の中に、男が一人”とかっていう囃し文句がある訳で。大人になって考えると「それってハーレムじゃん!」って思うんだけどね笑)。あとお父さんのリストラやお姉さんの失恋のエピソードもあんまし生きてないし。でも、秘密基地にエロ本隠す所とか(ちなみに僕の友人のT辺君は押入れの上の棚に隠してました)、のぼり棒ネタ(僕は運動音痴で、そもそものぼり棒に登れなかったのだけれど、多いらしいっすね、のぼり棒で“目覚めちゃう”のって)とか、あと「カブト虫の研究」のくだりとか、小学生男子のおサルっぽい感じが良く出てたと思います。そういえばこの作品「新しい“スタンド・バイ・ミー”みたいな宣伝文句がついてたけど、あの東京からの転校生役の子はちょっとリバー・フェニックスに似てなくもないな。