1.違う監督が撮っていればもう少しいい作品になったと思う。コリーナがモリーの心を開くまでの描写は良かったのだが、後半になるとタバコのエピソードなど大げさな演出が増え、それに釣られるようにティナ・マジョリーノのオーバーアクトが目立つ。せっかく、ウーピー・ゴールドバーグが抑えた演技で健闘しているのにこれは非常にもったいなかった。白人男性を愛した事で同じ黒人たちからも差別されてしまうなどの設定はリアルなのになぁ。そもそも、子どもがいるのに家でタバコを吸う親ってどーよ?初監督ということもあるが、「I am Sam アイ・アム・サム」の過剰演出はこのころから変わっていません。